Remodeled John Mayer Black One Vintage Style in Vintage-White

John Mayer Black One

Nitrocellulose Lacquer Finish & Vintage Effect

オールニトロセルロースラッカー仕上げ
10万円台のギターに多い、上塗りのみのラッカー塗装ではなく、
プライマー(下塗り)、シーラー(中塗り)、顔料(上塗り)、クリア(仕上げ)すべてをニトロセルロース、ニトロセルロースラッカーを用いて塗装。

 

下塗り材が経年により変色した状態を忠実に再現
木肌が露出した部分の木目を美しく見せるように特殊な加工を施しています。
塗装がはがれた部分は、木肌の質感はそのままに、ニトロセルロースラッカーで塗装しています。(一部未塗装の部分があります。)

ネック裏は引き込む事による塗装がはがれを再現
塗装がはがれた様に見える部分にも、マットにニトロセルロースラッカーで塗装しています。

長年弾き込まれた状態を丁寧に加工

Hardware & Vintage Effect

Vintage Effectは特殊な塗装ですので、それぞれのパーツの機能を阻害せず、経年による質感やサビを表現しています。
GOTOHのブリッジにVintage Effectを施しました。

GOTOHのゴールドペグにパールのButton
パールのButtonは樹脂を削りだして製作していますので、キャスト製独特のヤセはありません。

その他のハードウエアにもVintage Effect

Electronics

アメリカンクロスワイヤーUSA製22AWG 直径:約1.78mmを使用し配線
ヴィンテージライクなサウンドを与えてくれます。
ピックアップはアルニコⅤ配線材はアメリカンクロスワイヤー

Refret

指板を整形し、新たにビンテージタイプのフレットを取り付けました。
すり合わせも行っておりますので、低い弦高を可能にします。

 

String Nut

牛骨を削り出し丁寧に面取、溝はそれぞれの弦に対して最適な幅と角度で設置、弦高は1フレット頭より0.3mmに設定。

Pickguard & Control Knobs & Pickup Cover & Screw

ピックガード、コントロールノブ、ピックアップカバーに経年による黄ばみを着色
ビス、ポールピースに至るまで、サビのように見える塗装を施します。

specs

General

Base: Neck-Fernendes FST series , Body Matsumoku
Color:  White

Body

Body Material: Alder
Body Finish: Nitrocellulose Lacquer

Neck

Neck Material: Maple
Neck Shape: ”C”
Scale Length: 25.5″ (648 mm)
Fingerboard Radius: 14″ (356 mm)
Number of Frets: 22
Fret Size: Vintage type
String Nut: Bone
Nut Width: 42 mm
Neck Plate: 4-Bolt
Neck Finish: Nitrocellulose Lacquer
Fingerboard: Rosewood

Electronics

Bridge Pickup: Single-Coil AlnicoⅤ
Middle Pickup: Single-Coil AlnicoⅤ
Neck Pickup: Single-Coil AlnicoⅤ
Controls: Volume, Tone 1 , Tone 2
Pickup Switching: 5-Position Blade
Pickup Configuration SSS

Hardware

Bridge: 6-Saddle Synchronized Tremolo
Tuning Machines: Schaller Type GOTOH
Pickguard: 3-Ply  Aged White Plastic
Control Knobs: Aged White Plastic

Miscellaneous

Strings: FENDER / Original Pure Nickel 150’s Light

overview

Fernendes FSTシリーズのネックとMATSUMOKUアルダーボディーをベースに、新たなギターを製作。
1980年台のものですので木材は乾燥し安定しています。
さらに、ネックは指板整形を行い、フレットを交換。
新しい木材と違い、ネックの反りに対してかなりの安定を期待でるでしょう。

ボディー、ネックは塗装をはがし無垢な状態から、プライマー(下塗り)、シーラー(中塗り)、顔料(上塗り)、クリア(仕上げ)すべてをニトロセルロース、ニトロセルロースラッカーで、丁寧に塗装を施します。

ローズウッドのスラブボード指板、ボディーはアルダー。
パーツは、現在の同価格帯ものに比べてはるかに良質の素材。
完全にレストアし、カスタム塗装と調整を行うことにより新しいギターへと生まれ変わります。

枯れたサウンドはビンテージギターならではの物!

ネックはストレート、トラスロットは十分調整可能。

有名メーカーカスタムショップの手掛けるJohn Mayer モデルのデザインに寄せ、
更に、独自の方法で塗装の機能を損なわずにダメージを再現したいと思います。

良く見る、「傷を付けただけの新しいギター」との質感や、サウンドの違いにご注目。

John Mayer Black 1 については”John Mayer BLACK1 解説 Big Dipper! Jazzy Cat!? なのか”をご覧下さい。

ニトロセルロースラッカー塗装でビンテージ風エレキギターにリメイク!

process

neck

Surface Preparation

サンドペーパー#400まで仕上げます。
指板面はR356 mmに整形

フレットを打設し、余分なフレットを切断、端部を研磨

Painting

ニトロセルロースラッカーでの塗装工程

ステインを使用しビンテージカラーに色付けします。
経年による塗装が剥がれた部分のよごれなどもこの時点で再現します。

プライマー処理、シーラーを3度塗布、乾燥、研磨後、ネック裏の塗装がはがれる部分のみに、つや消しクリアを塗布、乾燥後マスキングし、その他の部分にラッカークリアを3度塗布、乾燥後、研磨

Leveling

フレットのすり合わせ

最後にルーター等でダメージを仕上げます。

Body

Surface Preparation

サンディングペーパー#400まで仕上げます。

仮組みを行いネックの方向を確認

Painting

ニトロセルロースラッカーでの塗装工程

ステインでビンテージカラーに色付けします。
木目を目立たせると共に、
継ぎ目を解り難く塗装します。

木部用プライマーを塗布、木材の質感をより多く持たせるために、特殊な加工を行い、塗装をはがす部分にマスキングテープを貼ります。

サンディングシーラーを3度塗布、乾燥後、研磨、平面が出たことを確認

中塗材が経年により日焼けした様に塗装します。

ラッカーホワイトを2度塗布、ラッカークリアを2度塗布、研磨

マスキングテープをはがし、細かなダメージなどをハンドルーターで再現。
経年による黄ばみや汚れをペイント
この様にダメージの忠実な再現は他ではないでしょう。

Hardware & Vintage Effect

GOTOH製のブリッジにビンテージ加工
ルーターでそれぞれの部品を丁寧にサンディングし、特殊な塗装を施します。
仕上がりはサビそのものですが、塗装ですので、各パーツとしての機能は損ねません。
芋ネジ、スプリング一つに至るまでビンテージ加工を行います。

GOTOH製のペグにビンテージ加工を行い、樹脂のボタンを削り出し、取り付けます。
ボタンは削りだすことにより、キャスティング製法による表面の凹みなどを取り除きます。非常に時間のかかる作業ですが、実際に触った感覚は別物となります。

Pickguard & Control Knobs & Pickup Cover & Screw

プラスチックパーツをサンディングし、磨いた後、よごれをペイントします。

Electronics

アメリカンクロスワイヤーUSA製22AWG 直径:約1.78mmを使用し配線
ヴィンテージライクなサウンドを与えてくれます。
ピックアップはアルニコⅤ配線材もアメリカンクロスワイヤー
ポールピースにもサビ加工

String Nut

牛骨を削り出し丁寧に面取、溝はそれぞれの弦に対して最適な幅と角度で設置、弦高は1フレット頭より0.3mmに設定。

gallery

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