notice
ご予約を頂きまして誠にありがとうございます。
東京スカパラダイスオーケストラのギタリスト 加藤隆志のフェンダーシグネイチャーギターTAKASHI KATO STRATOCASTER®のリフィニッシュを行います。
リフィニッシュ内容はボディ(パーツは含まず)
ご要望は加藤氏本人が持つビンテージギターの細部までを再現する事。
加藤氏本人のギターの限られた画像と、以前に、加藤氏が三重の工房HUKUROW-GUITARSで製作されたレプリカの画像をもとに、傷やダメージ、カラーなどを再現します。
拘りのポイントは、
Lake Placid Blueが経年変化で深みを増した独特のカラー
エルボ―コンタ部分が腕によって削れたグラデーション
露出した木部の美しい年輪
現物があればカラーの再現は難しくはありません。
カメラで撮影された画像は、それぞれの場面でホワイトバランスが様々です。
その画像から、撮影された環境を想定し、現物のカラーを想像します。
加藤氏の野外ライブでの画像、雑誌で撮影された画像、修理時のスナップ写真から、解ったことは、
野外ライブでの日中日陰の太陽光(+オレンジの照明)のカラーより、黄ばみは少なめで、
雑誌で撮影された画像は迫力を強調するために、照明との距離を保ちながら撮影されていると推測し、もう少し明るめのカラーであると考えました。
ichimonziで再現した実際の画像
照明を明るくした画像もgalleryに御座いますのでぜひご覧ください。
参考にした加藤氏のビンテージギターの画像
三重の工房HUKUROW-GUITARSで製作されたレプリカの画像
process
分解し、参考にカラーチャートとの相対比を撮影しました。
お持ち込みのギターは東京スカパラダイスオーケストラのギタリスト 加藤隆志のフェンダーシグネイチャーギターTAKASHI KATO STRATOCASTER®
塗装を取り除きます。
マスキングテープを貼ります。
根気が必要な作業ですが、仕上がりを大きく左右しますので、慎重に作業します。
サンディングシーラーを塗布→乾燥→研磨を4回繰り返します。
ホワイトを塗布し乾燥。
マスキングテープを貼ります。
色合わせのため試しぶきを数回行い、ブルーを塗布します。
ブルーを2回塗布し乾燥後、マスキングテープを貼ります。
クリアを塗布→乾燥→研磨を2回繰り返します。
すべてのマスキングテープをとりのぞき、レリック加工を施します。
木目だし加工を行います。
汚し加工を行い、ウエザーチェックを加工します。
コメント