overview
Custom-Made
ご予約を頂きまして誠にありがとうございます。
お持ち込みのギターは「Fender Custom Shop LTD 1951 HS Telecaster Relic」
ボディのリフィニッシュ及びレリック加工を行います。
内容は
・カラーはBlondeが経年劣化したbutterscotch blonde
・エルボー部、コントロール部、バックル部などはbutterscotch blondeが削れて本来のBlondeカラー及び、下地のカラーとし、ビンテージの風合いを再現する。
・塗装の剥がれやダメージは少なめにする。
・ウエザーチェックはビンテージならではの細かめ。
お持ち込みのTelecasterはカスタムショップでレリック加工が施されているものですが、カラーの赤味が強いため、ナチュラルなビンテージを目指してリフィニッシュを行います。
こだわりのポイント
・テレキャスターの経年による色の変化は様々ですが、ナチュラルなビンテージ感が出るように、カラーの調合はテストを数回行い、いろいろな光源の元で見え方が異なるため、それらを考慮しながら、目的のbutterscotch blondeカラーを調合。
・ウエザーチェックは徐々に細かくなります。最初は大きな間隔で、次にそれらをつなぐように、最終的に細かなヒビが発生します。そのため、各段階のヒビの汚れ具合がことなります。それぞれの段階のヒビのカラーも色分けし再現しました。
・ラッカー塗装は年月が経つと薄くなり、木の凹凸が塗面に現れます。これはビンテージギターの特徴ですが、再現する事は困難とされてきました。
ichimonziでは塗装と塗装の間隔を調整する事で、木目の凹凸が早く表れる工夫を行っています。
実際、塗装後1週間程度で凹凸が現れ始め、半年ほどでビンテージの塗膜に近づきます。(見た目)
process
分解します。
塗装を剥がし、目止め、下塗り塗装を行います。
目止め後、サンディングシーラーを塗布→乾燥→研磨を3回繰り返します。
ブロンズカラーを塗布します。
バタースコッチカラーを特殊な方法で塗装し、クリアを塗布します。
バタースコッチカラーを塗布後、クリアを塗布→乾燥→研磨を4回繰り返します。
ラッカー塗装であるため十分に薄い塗膜ですが、細かなウエザーチェックのため、及びビンテージの塗膜に近付けるために塗布回数を調整しています。
※工房の照明とスマホでの撮影のた正確なカラーではありませんのでカラーは下記galleryをご参照下さい。
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