ご予約を頂きまして誠にありがとうございます。
東京スカパラダイスオーケストラのギタリスト 加藤隆志のフェンダーシグネイチャーギターTAKASHI KATO STRATOCASTER®のネックリフィニッシュとパーツのビンテージ加工、及び
ichimonziでボディを製作し「流木」のデザインで加工を行います。
ご要望は加藤氏本人が持つビンテージギターの細部までを再現する事。
加藤氏本人のギター画像から、傷やダメージ、カラーなどを再現します。
ネックはご希望の画像よりビンテージ加工を行います。
以前、当店で流木を再現した時点では、フェンダーカスタムショップから“RYUBOKU”は未発売でしたが、今回は発売されており、フェンダーカスタムショップが製作した画像も公開されていますが、加藤氏本人の「流木」に基づいて製作します。
また、その違いにもご注目ください。
拘りのポイントは、
Lake Placid Blueが経年変化で深みを増した独特のカラーとメタリック感
エルボ―コンタ部分が腕によって削れたグラデーションや色味
カラーは下記の3つのパターンで作成しました。
・Lake Placid Blueが経年変化したカラー
・Lake Placid Blueが摩擦により、深みを増したカラー
・Lake Placid Blueが摩擦により、薄く削れたカラー
これらのカラーに加え、部分的な黄ばみも再現しています。
露出した木部の美しい年輪を再現するために、木目が似ている板を選び加工しました。
・ウエザーチェックは新たな画像から判断し、より細かく繊細なウエザーチェック加工を採用しました。
加藤隆志氏が所有する流木
加藤隆志氏が所有する流木の画像を参考にしました。
Kyle McMillin Masterbuilt Takashi Kato 1965 Stratocaster® “Ryuboku”
フェンダーカスタムショップのマスタービルダーであるカイル・マクミリン氏によって製作された“Ryuboku”
東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志氏所有1965年製ストラトキャスター「流木」について
東京スカパラダイスオーケストラのギタリスト、加藤隆志氏が愛用する1965年製ストラトキャスターは、その独特の外観から「流木」という愛称で親しまれています。
GUITARMAGAZINE.JP
このギターは、長年の使用による塗装の剥がれや傷が特徴で、加藤氏のトレードマークとも言える存在です。
2022年9月、フェンダーは加藤氏の「流木」を元にしたシグネイチャーモデル「Takashi Kato Stratocaster」を発表しました。このモデルは、加藤氏の監修のもと、ビンテージスタイルを追求し、オリジナルの「流木」の魅力を再現しています。
さらに、2024年2月には、フェンダーカスタムショップからマスタービルダーのカイル・マクミリン氏が製作した「Kyle McMillin Masterbuilt Takashi Kato 1965 Stratocaster Ultimate Relic “RYUBOKU”」が発売されました。このモデルは、「流木」の傷一つひとつまで忠実に再現した究極のレリック仕様となっています。
これらのシグネイチャーモデルは、加藤氏の「流木」に込められた歴史と個性を多くのギタリストに体感してもらうために開発されました。特にカスタムショップ製のモデルは、一本ずつハンドメイドで製作されており、加藤氏のこだわりと情熱が詰まった逸品となっています。
process
ボディを製作します。


削り出します


塗装を行います
・下塗り、サンディングシーラー(主成分はニトロセルロース)(塗布5回それぞれ、乾燥研磨)
・ホワイトを塗布(主成分はニトロセルロース)(塗布2回)
・ブルーを塗布(主成分はニトロセルロース)(塗布2回)
・クリアを塗布(主成分はニトロセルロース)(塗布3回、乾燥後研磨)
・丁寧にビンテージ加工を行います。
・ウエザーチェック加工を行います。






ネックの塗装を剥がします。
・日焼け加工を行います。
・下塗り、サンディングシーラー(主成分はニトロセルロース)(塗布3回それぞれ、乾燥研磨)
・クリアを塗布(主成分はニトロセルロース)(塗布3回、乾燥後研磨)
・丁寧にビンテージ加工を行います。
・ウエザーチェック加工を行います。





パーツの加工を行います。
金属パーツの錆加工は稼働部分がさびにくいように加工します。
プラスチックパーツの加工を行います。


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